みなさんは晩御飯はどこで食べるだろうか?
早めに帰宅して家族団らんを楽しむ人、友達や同僚と外食し会話を楽しむ人、夜遅くに帰宅して一人でテレビを見ながら晩酌する人、中には疲れて寝てしまって食べない人もいるだろう
私は帰宅が遅く一人で食べることが多いのだが、たまに友達と外食したり、時に無性に腹が減って帰り道のラーメン屋に行くこともある
ラーメン屋に限らず大抵の店には閉店時間というものがあるが、閉店時間とは読んで字のごとく店が閉まる時間のことである
我々客はそのタイムリミットまでに入店、注文、食事、会計、退店までをこなさなければならない
これはごくごく当たり前のことであるが、これを分かっていない人がたまにいる
先日、私が大阪の某ラーメン屋で遅めの晩御飯に舌鼓を打っていたら、閉店まであと5分というタイミングで厳ついお兄さんが来店してきた
彼はドアを開けるや否や腕時計を見て開口一番こう言った
「間に合った」
これは驚いた、彼は上に上げたすべての工程を5分ですませる気のようだ
もちろん注文が入ってラーメンが出来上がり彼のもとに届けられるまでの時間も考慮しなければならないから5分という時間ではまず不可能であろう
つまり彼は閉店時間までに入店すれば良いと考えているようだ
日本だけに限った話かどうかは分からないが、最近このようなルールを自分の都合のいいように解釈する人が増えている気がする
ルールを正しく解釈しないというのはルールを破るのと大差ない気がする
それは少し暴論かもしれないが、多少なりともそのようなことは言えるだろう
それでは何故そのようなことが生じるのか
それはきっとSNSなどで流れてきた有名人の発言や世間の一般的な考え方をそのまま鵜呑みにする人が増え、客観性を伴わない考え方も蔓延するようになったからではないかと思う
頭空っぽにして自分の信じる人の意見は何でも正しいと妄信して疑わないのはきっととても楽だし幸せだろう
けれどあなたの信じる人だって間違うことはあるし、もちろん私だって気を付けて文章を書いてはいるものの正しいとは限らないしこの記事だって間違っているかもしれない
自分の頭で考えてみよう
そうすることで時に自分の大切な人とぶつかることもあるかもしれない、けれどもあなたがあこがれる人はきっと自分の力で考えて発信しているからこそ輝いているのだ
間違ったことを主張してもいい、誰かと意見を交わすことで見えてくる答えもある
考えるということはきっと悪いことではないはずだ
なんだかちょっと説教っぽく、心なしか宗教っぽくなってしまったのでここらへんで終わりたいと思う
とりあえずみんな閉店時間までに店出ようね
ではまた
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